2006年11月21日 晴れ
早朝5時30分、福岡空港へ。7時10分発成田行きで日本の玄関口へ向います。
平野氏への焼酎のお土産を持っていくため、前日に超厳重に預け荷物のほうにパッキング。テロ対策で液体の機内持ち込みが禁止みたいなことを全日空のHPで見ていたため。
が、当然ながらX線のチェックにひっかかる。手荷物じゃだめなんでしょ?と説明したんだが、大丈夫だと言い張われてパンパンの荷物の中から出すことに・・・。その後、カウンターに行ったら、手荷物の液体類は成田で没収されても責任持たないよ言われ、どっちなんだよ?ということで、再び預け荷物に入れることに・・・。
ぎゅうぎゅうのバックを空港内で広げて再びパッキングすることとなった・・・。ふう。
リュックに入れたブロンズのネコさんを怪しまれながらもセキュリティーチェックも終わり、搭乗待合室へ。
リュックの中がごちゃごちゃしてたので、中のものを取り出して整理していた。ら、搭乗時間が近くなり優先搭乗が始まる。
ちょうど前にヒップホップ系の黒人さんが座っておられ、日本語の放送が分からなさそうだったので、彼のボーディングパスを見ながら6時55分からだよ、みたいなことを教えてたら、一歩早く搭乗が始まってて「急いで」列に並ぶ。
飛行機にも乗り込み、ほぼ定刻に成田に向けて離陸。
あと、30分ほどで着陸ですの放送が流れるころ、ふとリュックの中を見てみると、大事な大事な電子辞書がないことに気付く。
リュックの中身全部出してみたものの、やはりない。
なんでだ~、とでっぱなから気を落としました。張り切ってフランス語辞書カードも買ったのに・・・。
確実に、福岡空港でリュックの中を整理してた時、「急いで」列に並んで椅子の上に置き忘れたことこの上ない。
フライトアテンダントに「福岡空港で電子辞書忘れたので、成田から電話するから紛失物関係の電話番号教えてください」と恥ずかしながら聞く・・・。
電子辞書のケースの中にパスポートの番号やクレジットカードの番号など書いた紙も入れていたので悪用されないか心配した。
成田空港に着いたら速攻で電話したけど、やっぱり電子辞書の落し物はないと言われ、諦めながらも実家の連絡先だけ伝え、とぼとぼと両替しに行く。
1euroが約155円。日に日に高くなっていた。とりあえずキャッシュで120eurosとトラベラーズチェック100eurosに両替。
うろうろしてると別な両替所があり、そこは1euroが約154円と1円安かった。
なんか、悔しい。
再びリュックのネコさんを怪しまれつつセキュリティーチェックをおえ、出国審査も通過し搭乗ゲートへ。
フランス語のポケット辞書は空港内で買ったけど、やっぱり電子辞書がないのは心もとないので、途中の免税店で悩んだ末買うことにした。16400円な~り。
キャノンの小さいやつで携帯にはいいけど、失くしたセイコーのやつのほうが数倍使いやすい。
このキャノンの電子辞書、今アマゾンで調べたら値段的にも1000円ぐらい違うだけなのでまあいいや。この方には結構お世話になったので。
次こそは何も無くさんぞと、腹巻型貴重品袋をしっかり巻き、しばし別れる日本に思いをふけながらも、すでにぐったりと椅子に座り搭乗開始を待つ。
とまぁ、シャルル・ド・ゴール空港行きの飛行機に乗るころには、すでに肩を落とし、そして金属の塊入りの重いリュックをしょって、さらに肩を落として、初海外へと向けて旅立ったのだった~。
もちろん、席はエコノミークラス。

この方が旅のお供の「夢黒猫」・杉原木三作・ブロンズ製
このたびの目的は・・・・
1・↑作品の写真を撮ること。このネコさんは僕の夢を背負ってるんですよ、実は。いろいろな都市を巡る夢を。
街中に置いて、そこの風景と共に写真に収める計画だ。愛用の一眼レフカメラに50㎜レンズ一本つけてを持っていった。
2・ありきたりだが、自分への挑戦みたいな・・・。初海外だったのでわからないことだらけだったけど、自分でなんとかしようということで。モンサンミッシェルを目指して。
3・パリにいる友人を訪ねて。大学時代の同級生でパリに留学中の平野君。貼りパネとプリンターのインクと味塩コショウをお届け。
今年の8月頃からひそかに計画、お金と時間が確保できたのでことの運びとなった。
さて、これから素晴らしい(?)出来事が多々起こります。・・・つづく。