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2005.03.06

ことぶき~鋳という字~

鋳金、鋳造、鋳物の「鋳」という字、なんとも好きなんです。

金・寿

きん・じゅ

いやーめでたい、きんの「ことぶき」です。めでたいですな。
でもその通りなんですよね。

たんきんは「鍛」金
金属を鍛える。よくわかります。
ちょうきんは「彫」金
金属を彫る。これもよくわかる。

それではちゅうきんは「鋳」金
金属を寿(ことぶ)く・・・。

「寿」の意味は
めでたいこと、祝い。またその儀式。
つまり金属を祝うんですね。

これ鋳物する人はよくわかると思う。
だって、ちゃんとふけてればうれしいもんです。
一人心の中で祝杯を挙げちゃいます。

また寿の意味の「その儀式」とはズバリ結婚のことなんですよね。
男女が縁を結ぶこと。
ほんとよくわかるよ。鋳物は男と女の関係ですんで。
「フキ」はその儀式(・・・「フキ」とは鋳型に溶けた金属を流す作業のこと)。儀式のあとは宴会です。つまり後ぶき(ハハハ・・・)。


「フキ」って鞴を「吹(ふ)く」のフキからきてるのですが、
実は、寿く…こと「ぶく」のブキからもきているのではないかと思ってる今日この頃。
偶然の一致といわれればそれまでですけど・・・。

あと、「寿」のもうひとつの意味。
いのち、よわい(生物が生きてこの世を過ごしてゆく間。年齢。)、また、いのちの長いこと。

つまり鋳金とは、金属に長い命を与える。ということ。

本当に先人様たちはすばらしい字をお付けになったものです。

これは責任重大、生半可な命を与えてはいけないですね。
立派に育てて一人立ちできる作品に仕上げないと。
そしていい作品を作んないと。

ものつくりには人間が道具を使い始めたその時からの長い歴史がある。
これからも何かしら「もの」をつくっていきたい、生きたい自分がおります。
自分の思いをこめた作品をつくり続けたいです。

・・・以上、自論ですのであしからず。

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